性機能障害による勃起不全の症状とは

人間の基本的な欲求の1つに性欲というものがあります。私たちの身体には、自分達の遺伝子を存続させなければいけないという本能が組み込まれているために、私たちは本能のままに性行為を行うこともあります。しかし人間は、考える動物。そのため種を存続させる目的だけではなく、そこに欲求という感情が入ってきます。自分のパートナーがいれば、相手と楽しみたい、相手をもっと知りたいと、性行為を試みることも少なくありません。しかし、好きな相手を目の前にして、性行為がうまくいかなかったということもあるのです。それはどのような原因が考えられ、どのような症状が出るのでしょうか。

性機能障害というのは、文字通り、性行為をする時の機能が障害されているということです。また性機能障害をSDと呼ぶこともあります。性行為の場合には、男性がしっかり勃起をして射精という状況が実現できなくては、女性はそれを受け入れることができません。しかし性機能障害では、この勃起が不十分、つまり勃起不全が起こってしまうのです。SDと勃起不全は同じものと考える人もいますが、勃起不全は、SDの中の1つなのです。

男性のペニスというのは、物理的な刺激や心理的な刺激を受けると血液が充血し、勃起をする仕組みになっています。これを勃起硬度と言います。しかし性機能障害が起これば、十分に血液が流れず、勃起硬度が不十分となり勃起不全の状態になるのです。血液の流れが本当に不十分であれば、勃起しない状態になりますし、血液の流れがあるけれど、満足な勃起には至らないという場合もあります。これを中折れといいます。満足な勃起が出来なくても、女性の膣内に挿入することはできます。しかし。十分な硬さがないので、摩擦により中折れをしてしまうという状態になることがあるのです。性欲があり、一度は勃起硬度が増して挿入することが出来ても、中折れをする場合は、硬さがやはり不十分であるということを意味し、最後の射精まで進むことが難しくなります。

重度の性機能障害の場合は、どんな刺激を行っても勃起をしない状態となります。この場合は勃起不全が著明であるため、女性との性行為をすることが難しくなるでしょう。交際をしているカップルであれば、性機能障害があってもお互いに理解し合えばいいのですが、結婚をしている場合は、その問題は切実です。なぜなら、勃起不全、そして射精が出来ないという場合、子供を作ることが出来ない、不妊という問題に直面するからです。不妊も治療をして子供を授かることは可能ですが、男性としての自尊心を保つという点においては、勃起不全、そして不妊治療は、辛い選択になることもあります。また精神的にも少なからず影響を与えることもあるのです。

症状に応じた最適な治療方法があります

男性のペニスが、十分に勃起しない原因は、大きく二つあります。その一つは、機能不全により症状が出るということです。例えば、血液をペニスに十分送る必要があるのにもかかわらず、その血管が細い、動脈硬化などがあるという場合、血液が充血せず、勃起困難となってしまうのです。また精神的な理由もあります。性欲はあり、性行為をするにもかかわらず、一度彼女の前で勃起困難となったことが原因で、次もなるのではないかという不安から勃起不全になるということです。精神的に発生する勃起困難の症状が一度ならず、その次にまで影響することがあるのです。

この二つのタイプに最適な治療方法もあります。機能的な性機能障害では、その根底にある基礎疾患の治療をすることが重要です。また血流が障害されているのであれば、血流をよくするための薬を飲むと効果的な場合があります。また精神的な理由で性機能障害がある場合は、カウンセリングや心理療法また精神的に作用する薬物を使用することもあります。いずれにしてもまずは症状を見て、その原因を知ることが大切です。そして原因に対応できる治療法を行うことが大切です。治療には、少し時間のかかるものもありますが、継続して治療をしていくと改善できるタイプも少なくありません。